高山病に苦しみながら人生最初で最後の富士山登頂
死ぬまでに一度は挑戦したいと思っていた富士山登山🗻
1年間の期間限定で静岡県に住んでいる妹からのお誘いで、実現するに至りました✨
妹には本当に感謝です。
富士山登山に関する情報を色々調べてくれ、私は付いていくだけ😅
妹も私も50代。
たとえ雨で御来光が見れなくとも再挑戦はなしの、最初で最後の富士山登山と決めていました。
二人とも自称“晴れ女”
お陰様で晴天に恵まれ、素晴らしい御来光を見ることができ、感激でした。
高山病には悩まされましたが、一生の良い記念になったのでブログに残しておこうと思います。
富士山登山の4つのコース
富士山には4つの登山口と登山ルートがあるんですよ~知っていましたか?
私は全く知りませんでした(笑)
詳細ルートは【富士登山オフィシャルサイト】にてご確認下さい。
私たちは、初心者向けの富士宮ルートで登ることにしました。
1日目:5合目まで車、5合目から9合目登山、9合目で1泊
2日目:9合目から山頂登山、下山
富士宮5合目までは車で行けると思っていたら、7月10日(水)9時 〜 9月10日(火)18時までマイカー規制期間とのこと。
要は、富士山開山中はマイカー規制があるということですね。
サイトの案内のとおり、私たちは水ヶ塚駐車場まで車で行き、そこからはシャトルバスを利用して5合目まで行きました。
シャトルバスは、往復2,000円也。
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週末は混雑するようですが、平日だったためバス停に並ぶ人も少なかったです。
水ヶ塚駐車場内には森の駅・富士山(写真左上)があり、食事ができます。
個人的には、5合目で食事するより、ここで食べたほうが良かったかな~と後で思いました。
お天気が良ければ水ヶ塚駐車場からも綺麗な富士山が見えるようですが、写真でお分かりのように、空は曇よりしていたので見ることはできませんでした。

富士山登山に必要なもの
最近はとても便利で、なんでもレンタルがあるんですね~
当初は登山靴を購入する予定でしたが、初心者用のレンタルセットがあると知り、すべてレンタルにしました。
これを機に登山を趣味にするなら購入もありですが、わからなければレンタルがおススメです。
レンタルしたのは、やまどうぐレンタル屋の初心者まるごと6点セット・女性用
レンタルセットは、当日、登山をスタートする5合目で受け取りました。
内容は、登山靴・レインウエア上下・ザック・ヘッドライト・ショートスパッツ・ストック。
登山用のソックスがプレゼントで付いていました♪
ちなみに、登山靴は通常サイズより1㎝大きいものが良いそうですよ。
5合目レストハウスには、地下食堂に着替えるところもあり便利です。
やまどうぐレンタル屋はレストハウスの2階にありますが、ちょっとわかりにくかったです。
レンタルセットを受け取り、着替えた後、自分たちの荷物を預かってくれるのかと思いきや・・・
地下食堂に荷物一時預かり所があると案内され、荷物はそちらに預けることに。
荷物預り1,000円也。
できるだけ荷物は少ないほうが登山も楽なのですが、私は寒がりなのでユニクロのライトダウンやレッグウォーマー、タイツなどを持っていきました。
ガイドブックに記載されている持ち物リスト
- 水(約2ℓ)
- 雨がっぱ(レインウエア上下に分かれているもの)
- ザック(容量30ℓ前後のもの)
- ゴミ袋
- 行動食(手軽に食べられるお菓子など)
- 防寒着(フリース・セーターなど)
- 肌着(速乾性のもの)
- ヘッドランプ(下山が遅れたときのため)
- 薬(万が一のため)
- コンパス(方向確認のため)
- 防塵マスク(砂埃を防ぐため)
- 現金
- ヘルメット(落石・転倒時の安全のため)
- 登山地図(道に迷わないように)
- ゴーグル(砂埃を防ぐため)
- 小銭(トイレのチップ)
私たちは水1.5ℓ持っていき、5号目まで下りた時点でちょうどなくなりました。
水は重たいので、お水500mlに300~500円くらい出せるという人は、各レストハウスで買っても良いと思います。
顔の防寒用に普通のマスクを持っていきましたが、これがとっても役に立ちました。
リストを見てお気付きかと思いますが、トイレは有料です。
宿泊した場所では、もちろん無料で利用できます。
薬は、高山病の事を考えると頭痛薬は必須かと・・・あと、私も妹も熱が出たので冷えピタがあればよかったなと思いました。
ちなみに、相部屋だった若い女性も熱が出たようでした。
高山病の症状なのでしょうかね。
そうそう、酸素スプレー缶は絶対に買っておいたほうが良いと思います。
高山病にならなかったとしても、万が一のために、です。
私たちは、下山の際に9合目で酸素スプレー缶を購入したのですが、お値段なんと!2000円也😱
全く同じものを6合目でも販売していましたが、1200円でした😂
富士山レストハウス・宿泊施設
登山前に、5合目レストハウスの地下食堂で食事をしました。
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私は、きつねうどんとゆで卵を注文し、900円。
メニューをご覧の通り、お値段少々お高めです。
お出汁のいい匂いがしていたのですが・・・味は、期待してはいけません。
うどんは細麺で、カップ麺のうどんのようでした。
荷物が重たくなるのですが、お水やドリンク・おやつ類はできるだけ持って行ったほうが節約できますね。
標高が高くなるほど、商品のお値段も高くなります😆
5合目からスタートして、レストハウスは山頂も含めて計7か所。
六合目 | 宝永山荘 |
新七合目 | 御来光山荘 |
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元祖七合目 | 山口山荘 |
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八合目 | 池田館 |
九合目 | 万年雪山壮 |
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九合五勺 | 胸突山荘 |
富士山頂 | 頂上富士館 |
私たちは、九合目の万年雪山壮に宿泊しました(2食付き8,000円)
11:40に五合目をスタートし、九合目に到着したのが17:20頃。

到着後、しばらく景色を堪能。
高山病にならないようにと、ゆっくりと登ったのですが・・・
妹は、到着後すぐに体調が悪くなり、夕食も食べずに就寝。
夕食はカレーライス(レトルト)でした。
私は、妹の分のカレーライスまで食べる元気があったのですが、寝袋に横になってから気分が悪くなりなかなか寝付けず・・・リバース😱(食事中の方、申し訳ない😅)
頭痛もひどくなり熱も出始めました。
頭痛薬を飲み、少しマシにはなったものの、殆ど寝ることはできませんでした。
妹も同じだったようです。
横になったのが夜7時半頃。
なんだかんだ寝られず、それでも少しはウトウトしたと思います。
2時には起て登頂の準備です。
起き上がったとたん、またムカムカしだし、再度リバース😫
夕食で食べたカレーライスは、殆ど消化されないまま全部出ちゃいました。
たびたび失礼(。-人-。) ゴメンネ
富士山九合目の万年雪山壮プチインフォメーション
私たちが泊った日はとても人が多く混み込みでしたが、いつもなんでしょうかね。
入ってすぐ食堂があり、宿泊客の方はここで食事です。
寝るところは、イメージ的には寝台特急かな(笑)
狭い通路を挟んで両側に上段下段のスペースに分かれていて、1スペースに寝袋が4つ横に並べてあります。
私たちは上段だったのですが、疲れている体で上段に上がるのが、とても辛かった😩
体力に自信がない方は、もしできるのであれば予約の際に下段を希望したほうが良いです。
あと、通路は靴の山。
間違える可能性大なので、脱いだ靴には目印をつけておいくことをおススメします。
隣とはカーテンで仕切られてあり、ただ寝るだけの極小スペース。
フックがあるので、荷物はすべて掛けられるようになっています。
当然、イビキや話し声などプライバシーはゼロですよ~
体調が悪かったこともあり、写真撮影をすっかり忘れてしまいました。
トイレは、とにかく臭いが強烈です。
洗面スペースなどはなく、手を洗う水がチョロチョロでるだけ。
歯磨きも洗顔もできないです。
歯磨きをする場合は、持参した水で口を漱ぐしかないですね。
ノーメイクだったので、洗顔はウェットティッシュで済ませました。
未確認ですが、シャワーもたぶんないです。
宿泊というより仮眠をとる休憩所ですね。
感動の富士山頂御来光
出発前に朝食のお弁当をいただきます。
お弁当の内容は、ご飯と卵焼き1ケ、焼売1ケ、肉団子1ケ、ウインナー。
実は、結局二人ともお弁当には手を付けずザックの中でペチャンコに・・・もったいないことをしました。
朝3時ころに9合目のレストハウスを出発!
外はまだ暗いので、ヘッドライトは必須です💡
あと、寒いので防寒対策も。
薬のおかげか熱は下がった感じでしたが、気分はすぐれないまま。
それでも、なんとか頑張って山頂に着いた時の感動はひとしおでした。
嬉しくて、不思議と体調のことも忘れるんですね~
お天気も良く、素晴らしい御来光が見ることができましたよ🌄
約6分の長い動画で、おまけにボケていますが、パワーを貰ってください♪
日本一高いところから御来光を見るなんて、ホントに感動でした。
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御朱印帳を忘れましたが、ちゃんと貰ってきましたよ✨
富士登山をふりかえって
日本人に生まれたからには、やっぱり富士山は一度は登りたいな~とずっと思っていたので、実現できて良かった😁
体力的には、50代でも全く問題なしですが、高山病は辛かった・・・
高山病になる人、ならない人、何が違うんでしょうかね。
私も妹も、下山後もしばらく気分は優れませんでした。
5日たった今も、胃腸がなんだか調子よくないのですが、関係あるのかな~
あとで読んだ本によると、6~7合目で一泊して空気に慣れてから登るといいそうな。
でも、日程の都合もあるし、一泊するとそれだけ荷物も増えるということになります。
ただ、各レストハウスからでも日の出は見れるので、体力的に自信のない人は頂上まで登る必要はありません。
新七合目のレストハウスは、その名も御来光山荘。
相部屋の若い女性は、9合目で御来光を見て朝食後、山頂に登ると言っていました。
60代、70代の方も多く見かけました。
『富士山登頂1000回達成』と背中に貼り付けていた方もいましたね~凄いです。
外国人の登山者もとても多く、道々皆さん挨拶されます。
富士山に登るのはこれが最初で最後と言いながら、万が一、また誰かに誘われたら登っちゃうかな(((´∀`))ケラケラ